有機太陽電池・有機EL・有機トランジスタ・有機メモリなど有機エレクトロニクス分野の牽引役として研究しています。まだまだ黎明期にある有機エレクトロニクスは1)デバイス構造、2)高性能材料、3)素子作成プロセスがいずれも確立されておらず、三つの方面から総合的に研究開発していく必要があります。藤田研究室では有機デバイスを次代のキーテクノロジーであるプリンテッドエレクトロニクスへ展開するための開発研究を上記の三つの側面から実施しています。
本研究室は有機化学・材料化学・電気電子・物性物理・プロセスシステムなどさまざまなバックグランドをもつ人員で構成され、有機エレクトロニクスの発展を目指して多角的な研究展開を行っています。これまでに高性能有機EL、有機薄膜太陽電池、フレキシブル有機トランジスタ、有機抵抗メモリなど様々なデバイスの開発を実施しており、デバイスメーカー、材料メーカー、プロセス機械メーカーとの共同研究が多いのも特徴です。
自律的な研究展開ができる研究者・技術者の育成を目指し、自由な雰囲気と活発な討論を通じて深くテーマを掘り下げながら自分の手で研究を遂行する学生を育てています。さまざまなバックグランドをもつ学生が、それぞれの強みを活かしながら共通の目標に向かって切磋琢磨することで、広い視野と実践力を備えた研究者・技術者へ成長しています。
大学院: 総合理工学府 機能有機材料化学研究室